社会と変える女性の未来 W societyアンバサダーに阿部詩さんが就任

10月31日に投開票された衆議院選挙、最高裁裁判官の国民審査について。若者の投票率を上げる啓発運動や、Twitter上でのハッシュタグムーブメント「#選挙に行こう」「#GoToVote」「#GOVOTE」なども話題になりましたね 。
NHKの開票速報によると、今回新たに当選した議員のうち、女性は465人中45人。全体の9.7％となり前回よりも減少しています。

若者の意識変容や女性活躍についても関心度が高まった10月末。28日には「すべての女性が納得して充実したライフスタイルを築ける社会」を目指して生まれたプロジェクトW societyの記者発表会が10月28日に開催。アンバサダーを務める阿部詩さんが会見に登壇しました。

柔道家でまさに一人の女性として“カラダ”と向き合ってきた阿部詩さんとともに、女性の抱える社会的課題・心身的課題の両側面から、W societyは女性のライフステージにおける選択肢を広げられるようなきっかけとなる機会を発信していきます。Z世代と言われる若い世代の関心の集まるフェムテックや社会課題について取材しました。

自分の“カラダの今”を知り、学びを深める一週間 egg weekキャンペーン開催中

W societyプロジェクト第1弾として、AMH検査※をきっかけに若いうちからも、自分自身のカラダを知るきっかけづくりを啓発。女性と社会に“気づき”を与えるキャンペーン「egg week」が10月28日から11月4日まで開催中。

AMH検査、egg weekについて詳しくはこちらから。
データで見る女性のカラダと社会の課題。「知ること」から始めるウーマンエンパワーメント

会見では、メディカルパートナーを務める杉山産婦人科理事長杉山力一先生から、本プロジェクトのキャンペーンのひとつ「egg week」でフォーカスする「AMH検査※」について説明。
女性のヘルスケア、不妊治療にまつわる現状についても触れたうえで、産婦人科医として「AMH検査は、現状を知るための血液検査です。あくまでカラダを知るためのひとつの指標ではありますが、自分を知るために、若いうちに一度はやっておくとよいのではないかと思います。ぜひ将来のライフプランの設計に役立ててほしいです」と話しました。

アンバサダー就任の感想を聞かれた阿部詩さんは、「柔道という競技生活を通じて、アスリートとして日々カラダと向き合ってきました。これからはアスリートという肩書だけではなく、一人の女性として検査や勉強をしていきたいと思い、今回アンバサダーを引き受けさせていただきました」とコメント。

産婦人科医の杉山先生を交えたトークセッションでは、阿部さんが「AMH検査」を実際に受診したときの映像を公開。当時の感想を聞かれた阿部さんは「検査と聞いて最初は緊張していましたが、本当に短くて、あっという間に終わりました」と、検査の感想を述べました。
一方で、「AMH検査」の認知度がまだまだ低い現状については、「これからも選手を続けていく上で、また女性として年齢を重ねていく上で、知ること、学ぶことは続けていきたいと思います。そして1人でも多くの女性が、自分自身のカラダの”今”を知ることができればいいなと思います！」と力強くコメントしました。

SDGs達成へ向けて考える、ジェンダー平等の実現、女性の心とカラダの健康

「働くこと」「出産すること」「両立すること」… ライフプランの選択肢が広がり多様化している今、“ウーマン・エンパワーメント” が指し示す答えとは、決して一つでは無いはず。
SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」ターゲットc「ジェンダー平等を促進する政策や法律を導入しよう」、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」ターゲット7「すべての国と地域で、性や出産に関わる教育とサービスの充実を」にも繋がるプロジェクトです。

長谷川ミラさん・島袋聖南さんも登壇した無料カンファレスも同日に開催。
第1部では「自分のカラダ」を知る方法、今だからこそ分かっておきたいホルモン検査にまつわるキホン。第2部では「女性特有の悩み」の解決法、「自分らしく」輝くための、ライフステージへの向き合い方をテーマにトーク。

YouTubeLIVE配信アーカイブ動画はegg week期間中の10月28日から11月4日まで期間限定で公開中です。
見逃した方はこちらからぜひご覧ください。

※AMH検査（抗ミュラー管ホルモン検査）とは…卵巣の予備能(卵巣の中に残っている卵胞の数の目安)を反映する血液検査。
自身のカラダの現状を知ることで、ライフプランの設計に役立てられることが期待されています。


W society公式サイト
egg week公式サイト

• [日程] 2021/10/28 〜 11/04