あなたの「ラテマネー」は節約の敵?それともごきげん投資?
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「あれが欲しい」「これなくなりそうだから買っておこう」など日々の買い物で一番最初に気にすることはなんでしょうか。ほとんどの方が意識していると思われる“お金の節約”。その度合いは人によって様々です。欲しいもののために節約する方、老後の貯金のために積み立てをしている方、理由は違えど物価高の今、節約を気にしながら買い物をしていることでしょう。そんなとき、覚えておきたい「ラテマネー」とは一体どんな意味なのでしょう。
これは投資?それとも浪費?ラテマネーの考え方
「ラテマネー」とは、アメリカで生まれた概念で、その名の通り「ラテ一杯のお金」という意味です。特に意識せずに毎朝仕事前に買う一杯、頑張ったご褒美の一杯などその人にとってそのラテの価値は違います。その一杯の積み重ねは、自分にとって投資なのか、それとも浪費なのか。コーヒーではなく、コンビニスイーツやついつい回してしまうガチャガチャなど少額の出費もラテマネーです。特に気にしないで買っているものが積み重ねで大きな金額になっていることも珍しくはありません。節約の対象となるか、やる気を出すための活力となるかはその人次第で、「ラテマネー」という言葉の意味もそれぞれ変わってきますよね。そして、このラテ一杯で、経済が回っていることも確かです。
500円のラテを買うことは贅沢なのでしょうか。
例えば、毎日通勤する度に500円のコーヒーを買っていれば1週間に2,500円消費したことになります。長期間で考えると、そこそこの出費になっているので、思い返すと浪費だったなと感じる方も多いかもしれません。逆に、この2,500円は仕事を頑張るための投資だという方ももちろん多数いると思います。
人生100年時代とも言われるように、老後の生活が長くなる傾向にある日本。30年間の老後資金は1人2,000万円必要だとも言われています。貯蓄ではなく投資に目を向ける方も多くいる中、資産形成するほどのお金がないという方も多いようです。危機感があると感じながら、生活をするのに精一杯だという声もSNSで目にします。
働きがいも経済成長も。節約もご褒美も。
働くためにコーヒーを買ったり、頑張りたいから甘いものを買う。それを否定することは本質的なのでしょうか。SDGs目標8「働きがいも経済成長も」では、新しいことを始めたり、会社を設立することを応援しています。特に、中小企業の成長を助ける政策に力を入れており、先進国が主導しながら経済成長が悪化しないような世界を目指しているのです。2030年までに消費と生産において、誰もが資源を効率よく、気持ちよく使えるようにすることが目標にも定められています。
男女の差や障がい者の方などの隔てがなく、誰もがやりがいがあって同じ仕事なら同じだけお給料をもらうことが当たり前になるということは、自分の世界が広がることでもあります。どんな人でも気持ちよく、朝や仕事終わりのラテで一息をつきたいはず。人によってそれがラテでもあり、他の何かかもしれません。みなさんにとってのラテマネーは節約の敵ですか?それとも自分の機嫌を自分でとる大人のご褒美投資ですか?