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LiLiCo、Rainy。らが一般参加者と表参道をクリーンアップ


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11 住み続けられるまちづくりを
LiLiCo、Rainy。らが一般参加者と表参道をクリーンアップ

9月19日(火)〜25日(月)の1週間は、SDGs週間。今年も、日本最大級のSDGsイベント『HAPPY EARTH FESTA2023』が、東京・横浜・大阪・沖縄の4都市で開催されました。『HAPPY EARTH FESTA』は毎年、国連総会の会期に合わせて開催され、「私にもできるSDGs」をキーワードに、行動を起こすきっかけにつながる場を創出し、毎年世界中で様々なイベントが開催されます。

19日に開催されたオープニングセレモニーには、HAPPY EARTH アンバサダーに就任した4人の著名人が登壇。それぞれがSDGsへの思いを語り、セレモニー参加者たちとともに、表参道駅前でのクリーンアップも行いました。

様々な分野で活躍するアンバサダーたちが、日常で感じる環境への疑問

セレモニーに登壇したのは、タレントのLiLiCoさん、パーソナルトレーナーのAYAさん、歌手のRainy。さん、演歌歌手の新浜レオンさんの4名。様々な分野で活躍する4名のアンバサダー就任に、会場からは大きな拍手が起こりました。

LiLiCoさんは、SDGs先進国であるスウェーデン出身。「35年ほど前に日本に来ましたが、本当に便利な国ですよね。けれど先進国でありながら、幸福度ランキングが47位なのは、悲しい現実。海外ではスーパーに行った時、りんごやバナナを、素手で取ってカートに入れるのが当たり前。だけど日本では、何重にもビニールで包まれています。私は楽屋の電気も絶対に消すし、タレントだからって服を毎回変えなくていいと思っています。今日のドレスも、リメイクし続けてあと10年は着たい」と、自国と日本との文化の違いを熱く語るとともに、サステナブルなファッションの楽しみ方についても言及。

Z世代代表として就任した15歳の歌手、Rainy。さんは「歌手になりたいという夢とともに、社会貢献がしたいという目標も持っていましたが、自分に何ができるのか分からずにいました。学校でSDGsを学び、身近に感じることができる同世代の方々と一歩を踏み出す機会をいただき、ありがとうございます」とコメント。

演歌歌手の新浜レオンさんは、今年で2回目のアンバサダー就任。学生時代から地元でクリーンアップ運動に取り組んでいたという新浜さんは「歌謡曲の世界でも、演歌=古臭いと言われることは多いです。演歌という伝統も大切ではありますが、どこかで一歩踏み込む新しさも必要。SDGsの取り組みも、大切なものは守りながら、新しい活動を行っていきたい」と自身の活動とSDGsを絡めながら話してくれました。

パーソナルトレーナーのAYAさんは、タレントとしてバラエティ番組などに出演する傍ら、自身でパーソナルジムも展開しています。「運営しているジムでは、メンバーにタンブラーをプレゼントして、水素水サーバーからお水を汲んでもらっています。小さなことですが、コツコツ取り組むことを心がけています」と、日常でのSDGsへの取り組みを語ってくれました。

アンバサダーたちが口々に語ってくれたのは、SDGsへの取り組み方はそれぞれで、どんな小さな取り組みでもいいのだということ。日常生活の中で感じる小さな違和感、小さな気持ちを大切に、自分らしい行動を選択していってほしいというメッセージでした。

クリーンアップ運動をきっかけに一人ひとりが「自発的な選択を」

アンバサダーたちは就任式の後、セレモニー参加者や一般参加者とともに、表参道〜外苑前でクリーンアップ運動にも取り組みました。クリーンアップには、同じくアンバサダーを務めるYoutuber『くれいじーまぐねっと』の3人も参加。

数キロのクリーンアップでも、たくさんのゴミが落ちていることが分かります。ゴミは側溝や花壇など、分かりやすい場所に溜まっているのが目立ち「誰かが捨てているからいいのでは、と別の人も同じ場所に捨てていくのかも」と考察する参加者も。

アンバサダーたちは「人々の小さな意識が、徐々に地球を変えていく」というメッセージを伝えてくれました。逆に言えば、人々の小さな悪意も積み重なれば、地球をさらに悪く変えていってしまう可能性があるということ。クリーンアップ運動に取り組んでみると、普段は目に入らなかった小さなゴミにも、はっと気がつきます。SDGsは私たちの生活そのものと結びついているからこそ、行動してみてやっと、自覚的になれるのです。

だからこそ『HAPPY EARTH FESTA』では、毎年各イベントで「アクションに繋がる場の創出」に取り組んでいます。一人ひとりの自発的な行動が、いつか大きな変化に繋がる。世界の未来を明るく想像させるような、素敵な就任式となりました。