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過去最大規模のリニューアルで大都会に豊かな緑が出現、“ミドルドア”ライフのすすめ


この記事に該当する目標
15 陸の豊かさも守ろう
過去最大規模のリニューアルで大都会に豊かな緑が出現、“ミドルドア”ライフのすすめ

「エキウエ 2.0」というリニューアルコンセプトを掲げ、渋谷スクランブルスクエアでは、2024年3月1日(金)に開業後最大規模のリニューアルを実施します。渋谷駅直結・直上に位置するこの場を起点として、都市生活を送る人々の日常がより充実したものになるよう、買い物はもちろん、体験やコミュニケーションが生まれる場所を目指すそうです。

併せて、“インドア(INDOOR)” と“アウトドア(OUTDOOR)”のどちらもシームレスに楽しめる「都心にいながら日常を彩るちょっとアクティブな生活」を次世代の豊かな“ミドルドア(INDOOR+OUTDOOR=MIDDLEDOOR)”ライフとし、9階フロア全体でその世界観を発信していくそう。「garage SHIBUYA(ガレージ シブヤ) 」をはじめとする“ミドルドア”を提案する注目の3店舗がオープンするなど、今回のリニューアルはSDGS観点からも注目の要素がありました。一体どのような取り組みが行われるのか詳しく見ていきましょう。

【1】ガレージ シブヤ

「植物と暮らす」がコンセプトの園芸店「ガレージ シブヤ」では、室内用の観葉植物から多肉植物まで豊富に取り扱っているとのこと。また、植物と共にお部屋を彩るインテリア雑貨や家具などにも出会えるよう。インスタレーション的な演出とin shopが定期的に入れ替わるシーン演出によって、植物とともに暮らす空間づくりを発信。さらに、専門メーカーや作家物の鉢を常時1000点ほど展示販売していきます。愛知県豊橋市に本店を置く園芸店の渋谷エリア初進出に、期待が高まるばかりです。

【2】A&F COUNTRY(エイアンドエフ カントリー)

2店舗目はタウンからアウトドアまで世界中の選りすぐりのアイテムを輸入販売しているアウトドアショップ「エイアンドエフ カントリー」。コンセプトである「良いものを永く」という考えを大切にしています。バッグ、アパレル、ギアなど全国随一の商品ラインナップを誇っているので、真に自分が欲しいものと出会えるかもしれません。気に入ったものを一度手に取ってみれば、愛着がわいてくるでしょう。また、都心店で初のテント常設展示やワークショップエリアなど、体験型エリアも充実。都心にいながらアウトドア気分を味わう体験が可能です。

【3】MERRELL(メレル)

3店舗目の「メレル」は、大自然や都市空間など、ユーザーの利用シーンを幅広くサポートするアウトドアシューズ&アパレルブランド。このリニューアルでは、国内で唯一フルラインナップを取り揃える初のブランドセンターとして誕生します。ダイナミックなアウトドア映像で魅せるLEDシステム、そして日本独自の店舗設計により実現した空間が、もっと自然を楽しみたくなるような気分を盛り上げるでしょう。

次世代を彩るミドルドアライフな世界観

ここまでご紹介した通り、渋谷スクランブルスクエアの9階に新たに登場する3ショップは、「都心にいながら日常をちょっとアクティブに彩る」ことに長けたブランドが勢ぞろいしています。
圧倒的なボリュームの観葉植物や、個性的なインテリア雑貨に囲まれた「グリーンのある生活」、ランニングやウォーキング、屋外レジャーを体感し、満喫する「アクティブスタイル」。
このように、インドアとアウトドアの境界線がじんわりと溶けて、交じり合っているようなフロアが存在していますね。次世代の豊かな“ミドルドア”ライフの世界観を体感できそうです。

私たちと自然の距離が近くなる?

今回は、“ミドルドア”ライフをSDGsの目標ナンバー15「陸の豊かさも守ろう」の視点から考えていきたいと思います。干ばつや砂漠化が深刻な問題と取り上げられるようになった昨今。それは森林が減少しているということでもあります。この問題は、私たちの暮らしや動植物の生態系を大きく揺るがしかねません。加えて、地球温暖化、気候変動などを引き起こす要因にも。

ビルに囲まれた大都会で暮らしていると、つい遠い問題と感じてしまいがちな自然環境の問題ですが、リニューアルオープンする渋谷スクランブルスクエアの9Fフロアを訪れ、爽やかで気持ちの良い緑で溢れる室内空間や、もっと自然を楽しみたいと思わせる体験型のアウトドアショップを楽しむことで、陸の豊かさに寄り添い、共存していこうとする意識がより身近になっていくのではないではないでしょうか。
インドアだけでもアウウトドアだけでもない、次世代の“ミドルドア”ライフを自身の生活に取り入れることは、自然や環境問題の話題を考えるきっかけになるかもしれませんね。

渋谷と言えば大都会のイメージですが、だからこそ、この立地で“ミドルドア”を体験することで自然の尊さや必要性が一層くっきりと浮かび上がってくると思います。背の高いビルが立ち並び、忙しく人々が行き来するこの場所で自然と対話したくなったときは、渋谷スクランブルスクエアに立ち寄ってみてはいかがでしょう。買い物を楽しむだけでなく、体験やコミュニケーションが生まれる場所になっていきそうです。

<渋谷スクランブルスクエア>
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12


執筆/フリーライター 黒川すい