先日、SDGs MAGAZINEで紹介したプロジェクト「Indeed Rainbow Voice 2021」では、新たにアクセンチュア株式会社、エイチ・アンド・エム へネス・アンド・マウリッツジャパン株式会社(H&M）、株式会社トリドールホールディングスの企業3社がプロジェクトのパートナー企業となりました。

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あなたの「声」が世界を変えるきっかけに！「Indeed Rainbow Voice 2021」がスタート！

今回の記事では、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも掲げられている、企業の連携について触れながら「Indeed Rainbow Voice 2021」のプロジェクトを深堀していきたいと思います。

LGBT当事者の約4人に1人が職場で困ったことや悩みがあると回答

全国のLGBTを含む性的マイノリティに該当しないビジネスパーソン500名、LGBTを含む性的マイノリティに該当するビジネスパーソン500名の計1,000名を対象に実施された「LGBT当事者をとりまく就業環境の実態調査（auじぶん銀行株式会社　2020年10月実施）」。この調査の中で、LGBT当事者の方に対し、「LGBTであることで、職場で困ったこと（トラブル）や悩みがあるか」を調査した結果、25.6%の人が「ある」と回答していました。さらに詳しく困ったことや悩みについて詳しく調査すると、周りの無意識な発言によって傷ついているなど、LGBT当事者の現状が明らかとなりました。

こうした現状に向き合うべく開始された「Indeed Rainbow Voice 2021」ですが、プロジェクトのパートナー企業として、アクセンチュア株式会社、エイチ・アンド・エム へネス・アンド・マウリッツジャパン株式会社(H&M）、株式会社トリドールホールディングスが決定しました。

――「Indeed Rainbow Voice」プロジェクト内容とパートナー

本プロジェクトでは、「Indeed Rainbow Voice 2021」特設サイトにて、LGBTQ+の方々の「仕事」、「職場」や「仕事探し」に関する悩みや想いを「声」として募集。また、6月3日（木）・4日（金）には「Rainbow Voiceオンライントーク」を開催し、ダイバーシティを推進する企業のご担当者や実際にそこで働く従業員の方、多様なフィールドで個性を生かして活躍するLGBTQ+の方々に、オンライン上で自分の想いを伝えたり悩みを直接相談したりすることが可能な場を提供しています。
今回、この「Rainbow Voiceオンライントーク」に参加するパートナー企業として、前述したアクセンチュア、H＆M、トリドールホールディングスも参加することが決定しました。当日は、Indeedを含めこれらの各企業の担当者や、社会で活躍しているさまざまな立場の当事者がトークパートナーとなり、直接LGBTQ+の方々の想いや悩みに耳を傾けます。参加申込は、5月23日（日）まで、特設サイトにて受付中とのことです。

――今日から、自分にできることを始めてみる。その一歩が、未来を動かす力になる。

SDGsの「17の目標」は一見すると壮大で、「自分にできることはあるのだろうか」と感じる人もいるかもしれません。でも、どんなに小さな行動でも、世界のすべての人の平等や幸福、未来につながっています。17番目の目標のうち17には、「さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官⺠、市⺠社会のパートナーシップを奨励・推進する。」という項目があるように、今パートナーシップの経験や資源戦略を蓄えることで、「パートナーシップをより受け入れやすい社会」を創るためのヒントが隠れているのかもしれません。
何か力になりたいけれど、何をしたらいいのかわからないという方は、例えば、NPOや自治体が開催しているSDGs関連イベントに参加してみるのはいかがでしょうか？そもそもSDGsとはどんなものなのか、自分たちに何ができるのか。スタッフや他の参加者と意見を交わすことで、より理解が深まるだけでなく、自分の周りの人々にも説明できるようになりますよね。そうしたイベントでの出会いから新たなパートナーシップが芽生えることも少なくありません。身近なところからパートナーシップの輪を広げることも、「17の目標」の達成を支える柱となるに違いありません。

『Indeed Rainbow Voice』実施概要

・実施期間：2021年4月23日（金）～6月30日（水）
・「Indeed Rainbow Voice 2021プロジェクト」特設サイト